翻訳、仕事、家族、自分、Colorful life!

在宅実務翻訳者の視点で毎日が少しでもストレスレスでハッピーになるような情報をアップします!

変化に対応する力2

f:id:Keisho2018:20200702060009p:plain

Transition in Life & Business

Chaitra Radhakrishna さんのインタビューの続きです。

第2部では、主にビジネスでの変化についてフォーカスを当てていきたいと思います。

 

 前半はこちら↓

 

keisho2018.hatenablog.com

 

 

サイドビジネスからフルタイムビジネスへの変化

アメリカへフルタイムの研究員として移った彼女、夜の空き時間を使って自分でWebデザインや写真を手がけるようになりました。

また、ブログも始めて発信していくうちに、彼女のデザインや写真についての質問を受けるようになっていったそうです。

ブログの内容も、最初は自分の生活についてでしたが、徐々にデザインやウェブフォトに関する内容にシフトしていくのです。

そしてついにEtsy (https://www.etsy.com/jp/) を初めて、大学の職を辞めてフルタイムでビジネスオーナーへ転身したのです。

オンラインビジネスやブランドのWebデザインと写真を提供するビジネスをして2年、ブロガーに写真を教えたり、異なる種類のビジネスに合わせたWebデザインを教えるようになりこのPodcastの "Crafcation Conference"というビジネスやメーカーの会議に招待され今までと全く違うオンラインで自分の商品を売っている人たちと出会いに恵まれました。

そこで色々な人と話していくうちに、

「自分の仕事をここにいるような自分の商品をオンラインで売っている会社やメーカーをターゲットにしたい」と思ったそうです。

そこで半年前からは仕事のターゲットをメーカーやハンドメイドのブランドに限定するという変化を起こしたのです。

 

ビジネスのターゲットを「狭める」という変化

当初彼女はビジネスのターゲットに制限を設けていませんでした。

しかし、ニーズを分析した結果、メーカーや会社などにターゲットを「狭める」という選択をしました。

一般的にはビジネスを大きくするためには、ターゲット層を増やして売り上げを上げると考えがちですが、むしろこのケースでは顧客を限定することにより利益を増やすことができています。

「小さな池の中の大きな魚になる方が、大きな池の中の小さな魚になるよりも良い」

ニッチな分野に飛び込むことによって顧客に見つけてもらいやすくなるのです。

またニッチな分野で自分が満足する商品を気に入ってくれる人に提供する方がうまくいき、大勢の人を満足させるためにアピールすると自分を見失ってしまうことが多いと考えているそうです。自分の持ち味を活かしてビジネスを展開させていくために、フォーカスをあえて狭める、という選択が功を奏したわけです。

 

「何か違うな」と感じたら

大学で何年も勉強した経験を元に就職したけど、「あれ、これ私が思っていたことと違う!」とか、ビジネスでも「私の思惑と外れていってしまっている」と思うことはありませんか?

彼女も写真のビジネスを始めた頃、無料画像をダウンロードできるようにして大ヒット。多くの人たちが彼女の画像を使ったそうです。

すると、それぞれの人や会社が同じ画像を使うことでブランドを打ち出せない状態がでてきてしまったんだそうです。個々のブランドを打ち出せるようにするにはどうしたらいいか、彼女は考えました。

そして彼女は「自分のスマホで写真を撮るオンライン講座」の販売を始めたのです。

ここで重要なことは「フレキシブル」でいることと、「新しいチャンス」へのアンテナを張っておくことです。そうすればすぐに流れに乗って適応していけます。

 

 

 

 Chaitra さんのインタビューを聞いて思うのは、人生が淀みなく流れていくなぁ、ということです。

インドのIT都市でSEをしていた彼女がアメリカでオンラインビジネスを成功させて私生活ではママとなる・・・そしてまたこの with コロナの時代に合わせてライフスタイルを順応させていく。

SEから渡米して研究員になる変化も、ビジネスをニッチな分野に絞る変化も、どちらも彼女は「自分のやりたいこと」と「市場のニーズ」の両方をマッチさせて成功させていると思います。それがたとえ正攻法でなくても、彼女は自分のアンテナに素直に従って変化を実現させていますよね。

 

どの変化も大きなエネルギーが必要に思えますが、なぜか彼女の話からは根性論的な、汗臭い感じはありません。それはなぜでしょう?

 

きっと、それは前編でお話しした「プランをたくさん用意」する習慣があるからではないでしょうか?必ずプランAがうまくいくとは限らない、むしろうまくいかない方が多いことを受け止めてたくさんプランを用意して柔軟性を持っているんですね。

 最後にもあるように、フレキシブルでいること、アンテナを張ることにも通じますが、ビジネスもライフスタイルも、時を経るごとに変化していくということを受け入れ、それを歓迎して流れに乗っていく姿勢が重要なのかもしれません。

 

 

最近は、以前と比べて時代の流れが速くなっていると聞きますし、実感することが多いです。恐らく皆さんもそうでしょう。私自身も1年後、3年後自分がどういうライフスタイルをしているのか、どういうテクノロジーがでてきているのか、想像できないことがたくさんあります。

そんななかでも自分がやりたいことを明確にしながら、自分の意志で変化を受け入れて自分のモノにしていきたいですよね。